4年連続で富士山に登っているが、そういえばどこにも記録をまとめていなかったので、せっかくなので初めて行った時のことをまとめようと思う。
学生生活最後の年ということでどうせならなにかすごいことをやりたいと思った僕は、ヤマノススメというアニメに影響されたのもあり、すでに社会人をしていた大学時代の同期と共に富士山に登ることにした。これまで登山は全然やったことがなかったので、道具はとりあえずやまどうぐレンタル屋で富士山セット的なものをレンタル、ルートは一番難易度が低く、かつヤマノススメでも登場した吉田ルートにした。当日登山靴が合わないという事態は絶対に避けたかったため、前日に店舗に行って合わせてもらった。
1日目
新宿からバスで五合目に。このときはまだ晴れていた。
五合目で富士山カレーを食べて、登山開始した。
が、六合目手前ぐらいで雨が降ってきたのでこのトンネルで休憩。高揚していたテンションが一気に下がった。
六合目。まだどんよりしている。
六合目を過ぎてから山小屋が見えてくるようになる。ヤマノススメの聖地巡礼も兼ねていたので、当然金剛杖も購入し、焼印を押してもらった。吉田ルートで押せる焼印をコンプするつもりだった、そうすると実は結構お金がかかる(5000円ぐらい)ことに、このときはまだ気づいていなかった(最終的に全部押した)。
「これ、ヤマノススメで見たぞ!」みたいなことを話しながら登っていたと思う。アニメで見た光景を実際に見るのって良いよね。
当然山小屋の方もそれを把握している。
ここまでずっと雨だったが、七合目トモエ館あたりで突然晴れた。山の天気は変わりやすい、とよく言われるが、ここまであっさり晴れるとは思わなかったので、テンションがめちゃくちゃ上がった。ここまで、下を見てもなんにも見えなかったが、はっきり見えるようになった。
晴れてからの道中の眺めが本当に素晴らしかった。疲れを忘れてしまう。
そして本日の宿、本八合目富士山ホテルに到着。当然、ヤマノススメの彼女たちが泊まった場所と同じである。
富士山ホテルの目の前の風景。完全に雲の上。天空。
宿でチェックインを済ませたらすぐに夕食。またもやカレーだが、ここまで登った後に食べるカレーはめっちゃ美味かった。
山頂での御来光(日の出)を見に行くには、山小屋を2時に出ないといけないため、すぐに就寝。話に聞いていた通り、寝床がめっちゃ狭い。狭いのはまだいいんだが、それよりもこの狭い空間の人口密度がすごくて酸欠気味なのが辛かった。僕は頭痛がする程度で登山に影響がでるほどではなかったが、一緒に来ていた友人は高山病っぽい症状になっていて辛そうだった。4年連続でいろんな友人と富士山の山小屋で寝泊まりしたが、毎年生還者が僕しかいなかった。それぐらい山小屋で寝るのはしんどい。
2日目
朝食の弁当を持って、2時ぐらいに富士山ホテルを出発。もうすでに外には御来光目当ての登山客で混雑していた。山頂までずっとこんな感じで混雑しているのでペースは遅め。
ヘッドライトの光で行列ができているのが下からでも確認できる。
登っている最中の夜空はめっちゃ綺麗だった(雑な写真しかなかった・・・)。
山頂に到着し、御来光待機。このとき、めちゃくちゃ寒かった。そして待つこと数10分・・・。
御来光!めちゃくちゃ綺麗だった!これまで4回富士山に登ったが、ここまで綺麗な御来光を見れたのはこれ1回のみなので、多分貴重な体験だった。
寒すぎたので山頂の山小屋で一休み。何かを食べた気がするけど忘れてしまった。この後は富士山の火口を一周する「お鉢めぐり」に行く。
火口はこんな感じ。迫力がすごい。お鉢めぐりはこれを一周する。
お鉢めぐりの途中にある郵便局。日本一高い場所から手紙を出せるが、8月下旬までしかやっていないので注意。
2016年に登ったときは実家にこんな感じで記念の手紙を出した。
あの一番高いところが日本最高峰。
観光地の如く、日本最高峰の場所に立つための列ができていた。結構待つので、帰りのバスの時間などを気にしないといけない。
ここが日本最高峰。ここに立てたのはこの時の1回のみで、他の年は天気が悪かったり、時間が足りなかったりで立つことできなかった。
下山
こんな感じでお鉢めぐりを終わらせて、吉田の下山ルートで下山した。が、下山ルートの写真が1枚もなかった・・・。それもそのはず、下山の時に膝が痛くなってしまい、おまけに下山ルートは殺風景な場所をジグザグに延々と下るような道で、とてもしんどくて写真を撮る気力がわかなかった。帰りのバスに乗り遅れるとお金が無駄になってしまうので、それを気力にしてヤケクソで五合目まで下山して、富士登山は無事(?)終えた。
まとめ
2015年に初めて登った富士山は、御来光が綺麗に見れたし、日本最高峰の地に立つこともできて、かなり運が良かったと、富士山に数回登って思った。富士山の吉田ルートは簡単と言われてはいるけど、高山病への耐性で大きく左右されるのかなと思った(特に山小屋で寝るとき)。それと膝が痛くなるとしんどいことがわかった(ので、これ以降登山するときは膝サポーターをつけている)。日本一高い山なだけあって眺めがとてもいいので、何度でも行きたくなる山だと思った。来年も多分行く。