zukky162 のひとりごと

ツイッターの140文字では収まらなかった雑な文章を置いておく場所。

直腸ポリープを取る手術をする・当日編

以下の記事の続き。

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手術当日から入院・退院までの話を書きます。

5:00 下剤服用

前回同様、内視鏡を入れるので、腸を綺麗にする作業も同様にあります。しかし前回と少し違っていて、

  • 前回は前日に食べる検査食があったが、今回はそのようなものはなく、消化のよい食べ物を食べてくださいとの指示だけ
  • 前回の下剤はマグコロールPだったが、今回はモビプレップだった

という違いがありました。モビプレップの味はマグコロールPより不味かったです。しかしその分マグコロールPより効き目が強く、全部飲むことなく腸が綺麗になりました。今回もこの作業は余裕だったので、自分はやはり下剤を飲む才能があるかもしれません(別にそんな才能いらない)。

10:30 大学病院へ

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色々手続きをして病棟に案内されました。今回は6名の相部屋で、自分のベッドは写真の通り。運良く入り口側の角だったので、他の人が全く気になりませんでした。あと、WiFiはないと事前に聞いていた気がしたんですがそんなことはなくてバリバリ使えるWiFiが飛んでいたので快適でした。

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しばらく待ってたら手術前の点滴をしてもらいました。黄色いやつで、KN3号という名前らしいです。今後もお世話になる液体です。これをやってもらってから手術まで暇だったのでベッドでずっと横になってスマホいじったり寝てたりしてました。

14:30 手術

点滴の柱を転がしながら案内されつつ、内視鏡による手術を行う部屋まで案内されました。

前回と同じような台に横になると、なぜかメガネを外されました(前回はつけたままでした)。しかし前回みたいな内視鏡の映像モニタが目の前になかったので、メガネはなくても特に問題はありませんでした。その次に電気を逃がすパッドを左太ももに貼りました。今回の手術はポリープに針金の輪っかを絞めて電流を流すことで切除するらしいですが、このパッドはその際の電流を逃がすためにあるみたいでした。その次に、指に心拍数とかを測る洗濯バサミみたいなやつをつけてもらい、そのまま手術の体制(体育座りを少し緩めて横になった感じ)になりました。その次に「腸の動きを抑える薬」を多分点滴から入れてもらいました(この辺から体制固定で真後ろで色々進められたので結構曖昧です)。

ここまでが準備で、いよいよ本番です。前回、大腸の奥まで入れたのがかなりしんどくて、今回も同じく奥まで見てからポリープ切除をやると聞いていたので入れられる瞬間からずっと心臓がバクバクで、さっき指につけた洗濯バサミを通して機械に伝えられた心拍の音がめちゃくちゃ騒がしいことになってましたw ずっと目を閉じて「やばい・・・!」と思いながら痛みが来るのを待っていたのですが、全然痛みが来なくてしばらくしてから「ポリープ」という単語が聞こえてきて、どうやら大腸の奥までは入れずにポリープ切除をやっているようでした。

恐怖と対峙している間にいつ切除をしたのかわからずいつの間にか手術は終了しました。取れたポリープを見せてもらったんですが、パチンコ玉ぐらいの大きさでした(メガネがなかったのではっきりと見えませんでしたが)。大腸の奥まで入れてないことを聞いてみたら「前回調べたところだから大丈夫でしょう」的なことを言われました。前回と言ってることが違うんですが、もしかして僕が心拍数を爆上げしたから奥まで見るのをやめたんですかね・・・?正直前回ほどしんどくなくてよかった・・・。

手術が終わった後は車椅子で自分の病室まで運んでもらいました。その際の会話でポリープ切除後の傷口にクリップがしてあるということを教えてもらいました(手術直後の先生からはそんなこと聞いてなかった)。治ってくると自然に出てくるらしいです。

15:00 入院生活(1日だけ)

その後はしばらくは食事は禁止なので、ベッドに戻ってひたすら点滴を入れながら横になってました。さっきの黄色いKN3号が終わったら、水っぽいラクテック注を入れてました。違いはよくわかりませんが、黄色いやつのほうがなんか痛いです。

点滴を刺しっぱにしているのがあまり得意ではなく、やる気をそがれていたのでずっとテレビを見ていたりスマホをいじっていたりしました。病院なだけあって、リクライニングベッドとアーム付きテレビの環境が快適すぎて人をダメにしそうな環境でした。相部屋なのでテレビの音量を上げづらく、有線イヤホンを持ってこなかったのは失敗だなと思ったのですが、後から字幕を表示すれば問題なく楽しめることに気づきました。何故か飯が出てくるテレビ番組ばかり見てました。

21:00? 消灯

消灯時間になったんですが、そこまで真っ暗な感じではなかったのでずっとテレビを見ていたのですが、流石に途中で見るのをやめて寝ることにしました。ですが点滴が気になって全然寝れませんでした。24時ぐらいに点滴を交換しに来ると事前に聞いていて、寝たとしてもその際に絶対起きるだろうなと思ったので、その時間まで起きてることにしてその後に寝ることにしました。ちなみに交換後の点滴はまた黄色い液体のやつでした。実際に寝たのは25時ぐらいだったと思います。

翌6:30 起床

普通に起こされました。「よく眠れましたか?」と聞かれたので、「あんまり・・・」とバカ正直に答えました。

7:30 朝食

1日以上何も口にしていなかったので、この朝食がとても待ち遠しかったです。ですが点滴の黄色い液体の影響なのか若干吐き気がしてました。でも朝食が食べたい欲が勝ったのでゆっくり全部食べました。

8:00 解放・退院

ようやく点滴が外されて自由の身になりました。点滴を長時間つけているのが地味に苦手だったので、すごい解放された気分でした。後は先生と話して異常がないことを伝えて、お片付けをして会計などを済ませて無事退院となりました。

退院後

退院後1週間ほどは以下のような制限があります。この期間が終わってようやく治ったと言えると思います。

  • 食事は硬いもの・刺激物(香辛料やコーヒーなど)・脂ものは控え、消化の良いものを食べる
  • お酒・煙草は禁止
  • 過度な運動や長時間の運転、重たい荷物を持つことは避ける
  • 旅行は控える(出血などがあったときにすぐに対応できないので)

会社のリモート忘年会が直近でありましたが、当然これに従って消化に悪いものは避けてノンアルコールビールを飲んでました。

まとめ

というわけで初めての内視鏡手術と初めての入院でした。内視鏡手術は思っていたより楽で命拾いした感じでした。相部屋での入院生活は、ベッドがある夜行バスみたいな感覚でした。常時点滴をしているとやる気が削がれるので横になりながらぼーっと見てるだけで楽しめるテレビがだいぶありがたかったです。有料だった場合でも絶対に使ったほうがいいと思いました。

これを書いている今はちょうど退院から1週間ぐらい経過していますが悪化が怖いのでお酒などはまだ控えています。何も気にせずお酒を飲める日が待ち遠しいです。

以上、ポリープを取るまでの日記でした。

※01/13 追記: 切除したポリープを調べてもらった結果、非腫瘍性の炎症性ポリープ(つまり良性で問題なし)でした